Amazonプライムビデオで、映画「大脱出」を見ました。
ただ、物語の設定や背景が若干わかりづらく最後「?」となってしまったので、時系列に整理してみました。
まず、世界にはマンハイムという義賊がいた。
物語のキーでもあるマンハイムは大富豪(正義か悪かは不明)の資産を奪って貧乏な人に配るという義賊だった。
世界の大富豪(監獄のスポンサー)はマンハイムを恐れ、物語に登場する非合法の海上監獄を建造。
マンハイムはその側近(ロットマイヤー)として、本人ながらも非合法に投獄され、救出を待っていました。
監獄のボス、ホブス所長もロットマイヤーがマンハイム本人だとは知らず、ロットマイヤーからマンハイムの居場所を聞き出そうとしていましたね。
ホブス所長の仕事は監獄の管理だけでなく、ロットマイヤーやその仲間達(?)からマンハイムの居場所を探るという任務もありました。それが脱獄のチャンスにも繋がります。
義賊マンハイムの娘ジェシカは、物語の冒頭でCIAのエージェントとして主人公ブレスリンの在籍する会社に非合法な監獄の調査依頼としてコンタクトを取りました。
ただ、ここでジェシカの本当の目的(マンハイムの救出)は隠されており、表向きは非合法な監獄のセキュリティ調査となっているので、どうやってマンハイムを救出するつもりだったのかは不明です。一旦ブレスリンが脱獄を成功させてから、考えるつもりだったのでしょうか?
次が説明のない重要なポイントです。
ここでブレスリンの上司クラークが報酬や監獄のセキュリティの高さを見て悪巧みを思いついたようで、この非合法な監獄に会社とは別ルートで個人的に協力することで、この監獄のCEOになる、そのための取引材料として脱獄の天才ブレスリンを閉じ込めておく、そのためにブレスリンの最後の手段や武器である緊急コードや発信器、同僚との接点を奪ってしまい、本当に囚人にしました。
そんな取引を監獄の出資者と交渉した(という事だと思います、説明はなし)
物語の後半に中国もスポンサーになったとかいう話があったので、ブレスリンも脱出できない非合法な監獄としてより価値を高めて闇の世界へ売り出してしまおう、という企みだったのかもしれません。
さて、そんな背景とは関係なく、ブレスリンが投獄されたことはマンハイムにブレスリンの囚人としての偽名が合言葉として伝わり、救出者として共に脱獄計画を進めます。なので協力を惜しみませんでした。ここが本編の大半。
マンハイムをヘリで助けに来たのは娘と組織の仲間です。話の流れだとブレスリンの同僚かと一瞬思いますよね…
無事脱獄に成功した後、マンハイムは自分が本人だと名乗り、ブレスリンも全てを理解します。
というのが映画「大脱走」の物語の時系列としての流れになります。